東海神駅は東葉高速鉄道東葉高速線の駅です。
このエリアで不動産の売却を考えている方にとって、周辺地域における「需要」「価格」「変動要因」は気になるポイントでしょう。
今回は、東海神駅の不動産売却に役立つ周辺情報を提供します。
(「周辺」を「最寄り駅として東海神駅を利用している人が住む範囲」と定義します。)
目次
東海神駅の周辺情報
不動産売却の情報に移る前に主要駅へのアクセス・バス路線・買い物スポット・名所について簡単にご紹介します。
周辺の主要駅へのアクセス
所要時間 | 乗り換え回数 | |
---|---|---|
東京駅 | 約39分 | 1回 |
船橋駅 | 約11分 | 1回 |
西船橋駅 | 約3分 | 0回 |
千葉駅 | 約31分 | 1回 |
津田沼駅 | 約16分 | 1回 |
隣駅の西船橋駅まで約3分でアクセス可能です。西船橋駅は総武線・武蔵野線・京葉線・東葉高速線・東西線が通っている千葉県有数のターミナル駅です。
船橋駅まで行くには、一度西船橋駅で乗り換える必要があるため約11分かかってしまいます。しかし東海神駅と船橋駅は距離約800mですので、徒歩で十分にアクセス可能です。
駅周辺のバス路線
船橋新京成バス「東海神駅入口」
船橋駅北口行のバスが通っています。主な経由地としては日本建鉄前・山手三丁目などが挙げられます。
駅周辺の買い物スポット
業務スーパー 船橋店
東海神駅から徒歩約4分の位置にあるスーパーです。
東海神駅付近にはほかにもマックスバリュ新船橋店などのスーパーがありますが、こちらのマックスバリュまでは徒歩約8分の距離があります。
駅から近く、食材を安く買えるため地域住民に愛されています。
地元の名所ピックアップ
飛ノ台貝塚
東海神駅から徒歩約12分の位置にある縄文時代早期の貝塚です。
1932年に発見された際、保存状態が良く、注目され、公園として整備されました。
公園内には博物館もあり、縄文時代の出土品などが展示されています。
データでみる東海神駅の「需要」と「価格」
東海神駅周辺地域の不動産の「需要」と「価格」を確認しましょう。
「需要」を見るために「乗客数」を、「価格」を見るために「公示地価」を、データで示します。
東海神駅の利用者数
電車を利用する人の数は、周辺地域の盛衰を見極めるときに役に立つ指標です。
駅の利用者が増えていれば、それだけ周辺地域の不動産の需要が増えているといえるでしょう。
不動産の需要は売り時の判断材料です。
東海神駅の1日平均乗車人員は増加しているのでしょうか。7年間のデータを見てみましょう。
参照元:千葉県「千葉県統計年鑑」
2012年が3,131人、2018年が4,273人なので、1日平均乗車人数が6年間で約1,142人増加していることがわかります。
東海神駅周辺の公示地価
東海神駅周辺の不動産の「価格」はどうなっているのでしょうか。
公示地価を確認しましょう。
公示地価とは、国が専門家に依頼して全国の地点を算定している不動産価格のことで、不動産取引の際などに価格の指標として活用されています。購入時よりも公示地価が上昇していれば、その土地は需要が高まっており、高く売れやすいということを示しています。
主な役割は、
- 一般の土地の取引に対して指標を与えること
- 不動産鑑定の規準となること
- 公共事業用地の取得価格算定の規準となること
- 土地の相続評価および固定資産税評価についての基準となること
- 国土利用計画法による土地の価格審査の規準となること 等です
(参照元:国土交通省「地価・不動産鑑定」地価公示)
以下のグラフが東海神駅近く(船橋市本町7-15-3)の6年間の公示地価の推移を示しています。
公示地価は、2015年が約285,000円/㎡であり、2021年が約336,000円/㎡です。6年間でおよそ51,000円/㎡増加しています。
データから読み取れること
駅の利用者数が増加し続けていて、公示地価も上昇し続けています。東海神駅付近の不動産事情は非常に良好に思えます。
一方で、2020年から2021年にかけた公示地価上昇の傾きが比較的緩やかになっているのもグラフからわかります。
今後も上昇し続けるのか、傾向が変わるのか完全に予想するのは困難です。
今が高値で不動産を売却する好機である可能性は常にあります。
一度査定を通じて所有する不動産の現状を確認してみてはいかがでしょうか。
船橋市の不動産を売るなら、不動産査定カウンターをご利用ください
東海神駅の不動産価格のプラス要因
隣に新駅が誕生する
現在、東海神駅の隣駅は西船橋駅と飯山満駅です。
飯山満駅と東海神駅は非常に距離があり、直線距離で約3.75km離れています。
この間に位置する海老川上流地域に新駅が誕生する計画があります。
周辺にはマンションやアパートが整備され、医療センターも移転予定です。
隣駅である東海神駅も好影響を受けるでしょう。
人口の増加
人口(海神2丁目,3丁目) | |
---|---|
2015年4月 | 6,909 |
2021年4月 | 7,173 |
+264 |
参照元:船橋市「町丁別人口」
2015年から2021年にかけて東海神駅周辺の人口が264人上昇しています。
わずかな増加のように見えますが、日本全体が人口減少の傾向にあることを考えると、比較的好印象だといえます。
東海神駅の不動産価格に関するマイナス要因
東葉高速線の高額な運賃
東葉高速線は東葉勝田台駅と西船橋駅を結ぶ約16kmの路線です。
運賃が高額なことで有名で、初乗り運賃は210円、東葉勝田台駅と西船橋駅間の運賃は639円もかかります。
一方で、京成線を利用して勝田台駅から京成船橋駅まで行く場合の運賃は325円です。比較すると東葉高速線の運賃の高額さがわかります。
この高額な運賃は、工事費の3000億円の返済にあてているそうです。
現在も返済中であるため、今後も運賃が値下げされることは考えにくい状況です。
東西線ユーザーのベッドタウンとしての価値の低下
東葉高速線は西船橋駅で東西線に直通しています。
東西線は、通勤ラッシュ時の日本一の混雑路線として有名なように、東京に出勤するサラリーマンの利用者が多いです。
東洋経済ONLINE「やはり1位は東西線、首都圏の鉄道「最新混雑率」」
その東西線に直通している東海神駅周辺も東京に出勤する方のベッドタウンとして利用されてきました。
しかし昨今、ベッドタウン全体の魅力が以前と比較して低下しました。
多くの企業がリモートワークを取り入れた結果、出勤する必要がなくなったという方が増加したからです。
ベッドタウンの人気は通勤の必要性に支えられています。
この影響を東海神駅も受ける可能性があります。
東海神駅周辺に所有する不動産の価格相場は把握できているでしょうか。
一度査定を通して現状を知っておくことをおすすめします。