船橋日大前駅は東葉高速鉄道東葉高速線の駅です。
このエリアで不動産の売却を考えている方にとって、周辺地域における「需要」「価格」「変動要因」は気になるポイントでしょう。
今回は、船橋日大前駅の不動産売却に役立つ周辺情報を提供します。
(「周辺」を「最寄り駅として船橋日大前駅を利用している人が住む範囲」と定義します。)
目次
船橋日大前駅の周辺情報
不動産売却の情報に移る前に船橋日大前駅周辺のアクセス・便利スポット・名所についてご紹介します。
駅周辺のアクセス
- 1. 駅東側に千葉県道57号千葉鎌ケ谷松戸線がある
- 2. 千葉県道57号を約500m進むと八千代市との境界がある
- 3. 西口の目の前に日本大学のキャンパスがある
駅東側に千葉県道57号千葉鎌ケ谷松戸線があります。この道路は、千葉市美浜区幕張を起点とし、花見川区・習志野市・八千代市・船橋市を経由し、その名の通り松戸市に至ります。この道路を500mほど進むと八千代市との境界があり、船橋日大前駅は船橋市と八千代市の境界のすぐそばにあるといえます。
船橋日大前駅西口の目の前に日本大学船橋キャンパスがあります。
駅東口にバス発着用のスペースがあるけれども、現在路線バスの運行はありません。最も近いバス停は、直線距離約800mの位置にある隣駅の北習志野駅前のバス停「北習志野駅入口」です。
駅周辺の便利スポット
マミーマート船橋日大前店
東口すぐそばにあるスーパーマーケットです。
船橋日大前駅周辺にはマミーマート以外に大きなスーパーがないため、一人暮らしの学生や近隣のファミリー層などが利用しています。
駅周辺の名所ピックアップ
日本大学 船橋キャンパス
船橋日大前駅は文字通り、日本大学船橋キャンパスのすぐそばにあります。
船橋キャンパスには理工学部と薬学部が入居していて、西口は大学関係者でにぎわっています。
船橋日大前駅はもともと東葉高速鉄道の構想にはなく、日本大学関係者による請願駅として開設された地下駅です。
西口駅前の特徴的なデザインも大学によって設計されたものです。
大学との関係が深い駅だといえるでしょう。
データでみる船橋日大前駅の「需要」と「価格」
船橋日大前駅周辺地域の不動産の「需要」と「価格」を確認しましょう。
「需要」を見るために「乗客数」を、「価格」を見るために「公示地価」を、データで示します。
船橋日大前駅の利用者数
電車を利用する人の数は、周辺地域の盛衰を見極めるときに役に立つ指標です。
駅の利用者が増えていれば、それだけ周辺地域の不動産の需要が増えているといえるでしょう。
不動産の需要は売り時の判断材料です。
船橋日大前駅の乗車人員は増加しているのでしょうか。6年間のデータを見てみましょう。
2013年が8,343人、2018年が10,157人なので、1日平均乗車人数が5年間で約1,814人増えていることがわかります。
船橋日大前駅周辺の公示地価
船橋日大前駅周辺の不動産の「価格」はどうなっているのでしょうか。
公示地価を確認しましょう。
公示地価とは、国が専門家に依頼して全国の地点を算定している不動産価格のことで、不動産取引の際などに価格の指標として活用されています。購入時よりも公示地価が上昇していれば、その土地は需要が高まっており、高く売れやすいということを示しています。
主な役割は、
- 一般の土地の取引に対して指標を与えること
- 不動産鑑定の規準となること
- 公共事業用地の取得価格算定の規準となること
- 土地の相続評価および固定資産税評価についての基準となること
- 国土利用計画法による土地の価格審査の規準となること 等です
(参照元:国土交通省「地価・不動産鑑定」地価公示)
以下のグラフが船橋日大前駅近く(船橋市坪井東2-8-6)の5年間の公示地価の推移を示しています。
公示地価は、2016年が約156,000円/㎡であり、2021年が約183,000円/㎡です。5年間でおよそ27,000円/㎡増加しています。
データから読み取れること
2013年から2018年にかけて船橋日大前駅の利用者数が増加し続けています。
また、2016年から2021年にかけて公示地価が継続的に上昇していることがグラフから読み取れます。
乗客数の増加・公示地価の上昇の2点から、船橋日大前駅周辺の不動産の需要が高まっていて、売却価格も上昇しているといえます。
今後も上昇し続けるのか、傾向が変わるのか完全に予想するのは困難です。
今が高値で不動産を売却する好機である可能性があります。
一度査定を通じて所有する不動産の現状を確認してみてはいかがでしょうか。
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船橋日大前駅の不動産価格のプラス要因
駅利用者数の増加が著しい
すでにお伝えしたように、駅の一日平均乗車人員数が2013年から2018年の5年間で1,814人も増加しています。
さらに前の利用者数を見てみると、2003年は5,049人ですので、この時から2倍以上の1日平均利用者数になっています。
日本大学の合格者数が年々増加しているので、学生数に支えられて利用者数が増加しているといえるでしょう。
日本大学理工学部の合格者数は2018年4,337人に対して、2020年は4,905人です。
参照元:日本大学「入試結果」
この増加傾向は駅周辺の不動産価格に好影響です。
東口のマンションが人気
2014年、東口に「グランソシア船橋芽吹の杜」という14階建てのマンションが完成しました。
その他、主に一人暮らし向きのマンション・アパートが東口に次々誕生しています。
この地域の不動産は1人暮らしをしたい大学生の需要に支えられています。
それに伴って、先ほどご紹介したマミーマートをはじめ、商業施設数も増加傾向にあります。
東口付近がかつて広大な空き地だったことを考えると、著しく発展したといえます。
船橋日大前駅の不動産価格に関するマイナス要因
西側エリアの人口が増加していない
船橋日大前駅周辺エリアの人口を見てみましょう。(坪井東と坪井西)
坪井東(町丁計) | 坪井西(町丁計) | |
---|---|---|
2015年4月 | 7,490(人) | 1,836(人) |
2021年4月 | 8,410(人) | 1,846(人) |
920(人) | +10(人) |
参照元:船橋市「町丁別人口」
先ほどお話ししたように東エリアの人口が大幅に増加しました。
しかし坪井西の人口はほとんど変動していません。
西側の開発が進んでいないのが現状です。
今後の大きな開発計画も今のところありません。
少子化の影響・新型コロナウィルスの影響
船橋日大前駅周辺の人口は大学生に支えられているということをお話ししました。
しかし、昨今日本全体で少子高齢化が進行しています。直ちに影響はありませんが、長期的に不動産価格に悪影響を与える可能性があります。
また、新型コロナウィルスの影響でリモート授業が普及しました。これにより、大学のすぐそばに住みたいという需要が減少したでしょう。
また、サークル活動も制限され、大学全体の活気が以前よりもなくなってしまいました。
船橋日大前駅周辺に所有する不動産の価格相場は把握できているでしょうか。
一度査定を通して現状を知っておくことをおすすめします。