交通網が非常に整っており、JR総武線、東武野田線が通り、そして船橋駅から徒歩3分程の距離に位置する京成船橋駅を利用することができる船橋駅。
今回は、船橋駅の不動産を売却するにあたって役に立つ周辺情報を紹介します。
目次
データでみる船橋駅周辺
まずは船橋駅の乗客数の推移と公示地価の傾向のデータを見ていきましょう。
船橋駅の乗車人数
電車を利用する人の数は、周辺地域の盛衰を見極めるときに役に立つ指標です。
船橋駅の乗降客数は増加しているのでしょうか。5年間のデータをみてみましょう。
2014年が190,981人、2018年が196,669人なので、4年間で約6,000人も増加していることがわかります。
船橋駅周辺の公示地価推移
公示地価とは、国が専門家に依頼して全国の地点を算定している不動産価格のことで、不動産取引の際などに価格の指標として活用されています。購入時よりも公示地価が上昇していれば、その土地は需要が高まっており、高く売れやすいということを示しています。
それでは、船橋駅近くの地価（公示地価）の傾向をみてみましょう。(船橋市本町4-3-20)
公示地価は、2017年が約1200,000円/m2であり、2021年が約1880,000円/m2です。４年間でおよそ680,000円/m2増加しています。
また、2017年から2021年にかけて継続的に上昇していることがグラフから読み取れます。
乗客数の増加・公示地価の上昇の２点から、船橋駅周辺の不動産の需要は高まっていると言えるでしょう。
船橋駅の不動産売却を後押しする要因
テレワークの普及により、首都圏であっても都心部ではない、利便性が高く都心部より地価が安いエリアに需要が集まる可能性があります。千葉県でも有数の人気エリアである船橋駅周辺は注目されるでしょう。
住環境の将来性
船橋駅周辺は、千葉県の住みたい街（駅）ランキング2019で1位、住みたい街ランキング2021関東でも総合22位ほどに入る人気のエリアです。
各ランキング上位となるのは、住環境が非常に良いことが理由のひとつです。駅直結の「シャポー船橋」、「船橋FACE」、駅に隣接する「イトーヨーカドー」、高級ブランドが揃う「東武百貨店」など、多くの商業施設があり、生活環境として充実しています。不動産価値という観点からみれば、需要が底堅いといえそうです。
船橋駅を通るJR総武線は、東京都内の主要駅へのアクセスが良く、東武野田線は埼玉方面への移動に適しています。
今後、コロナウイルスによるテレワークが普及すれば、地方のニーズが高まることが予想されます。都市部へアクセスしやすい船橋駅は、人気が上昇する可能性は高いでしょう。
船橋駅周辺の再開発
居住ニーズの高い船橋駅周辺は、2018年時点で船橋南口で大規模な再開発が予定されています。例えば、西武船橋店跡地にタワーマンション中心とした商業施設を含む複合ビルを建設するというものです。この時点で計画はまだ検討段階ですが、商業施設は、地下1階から地下3階までとなる予定です。
高層マンションや商業施設が増えていけば、今後、船橋駅周辺の不動産価値は上昇していくことが予想されます。
船橋駅近くで不動産の売却を検討されている人は、これから高値で売却できるチャンスがあります。まずは船橋市に所有する不動産がいくらで売れるのか調べてみてはいかがでしょうか？
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船橋駅の不動産価格に関する不安材料
人口が減少するタイミング
国立社会保障・人口問題研究所によると、船橋市全体の人口は、2025年を境に減少に転じると予想されています。
人が集まらない場所の不動産価値は基本的に下がりますので、少し長い目で見ると船橋駅周辺は価値が下がる可能性があります。
船橋駅よりさらに地方へ
平均坪単価（令和3年公示地価）で比較すると、船橋駅周辺は約200万円、東京23区は約554万円と、船橋駅は地価が安いです。
しかし、同じ千葉県全体は約43万円なので、船橋駅周辺の地価はかなり高い部類に入ります。
テレワークなどにより通勤の必要性がさらに低下すれば、さらに地方へと人口が移動することは懸念点です。
不動産を売却する際は、下落要因を考慮して、所有する不動産が今いくらなのかを確認しておくことが大切です。
